ダイダイ菓子とも呼ばれ、夏みかんの爽やかな苦味が楽しめる皮を使用したお菓子です。ちなみに、ビール(bear)ではなく、ピール(peel)で、ピールとは果物の皮のことです。
この夏みかんピールの製造法は、明治22、23年頃に東浜崎町の森重政喜が考案したといわれています。
この夏みかんピールの製造法は、明治22、23年頃に東浜崎町の森重政喜が考案したといわれています。
※緑色の輪切りは「青切り」と呼ばれ、摘果した果実を輪切りにして冷凍保存して使用します。
レシピ
※画像は大量作成時の写真となっています。
材料
夏みかんの皮 | 5個分(2月から3月に収穫した夏みかんが最適) |
砂糖 | 夏みかんの皮の重さと同量~8割 |
グラニュー糖 | 適量(仕上げにまぶす程度) |
作り方
【前日の作業】
- 表皮の油分はアクや苦味があるので、ピーラーで表皮を薄く削ります。
→チーズおろし器を使用すると簡単に表皮を薄く削り取れます。
- 削った皮を4つ割にして、1cm幅位に切り分けます。
- 切り分けた皮を、落としぶたをしてたっぷりのお湯で柔らかくなるまで、2~3回差し水をしながら茹でます。皮が手で切れるようになったら、水につけて冷やします。
- 1回水を換えて、1晩水にさらします。
【当日の作業】
- 水切りをして分量を量ります。皮の重さと同量か8割の砂糖を3回に分けて鍋に入れ、皮の白い部分が透き通ってくるまで弱火で煮詰めます。
- 煮詰めた夏みかんの皮をざるにとって蜜を落とします。
→この蜜にはペクチンが含まれているので、マーマーレード作りで利用できます。
- うちわで扇いで冷まします。ある程度冷めたらグラニュー糖をまぶします。余分なグラニュー糖はざるを振るって落とします。
- 紙を敷き、その上にきれいに伸ばして並べ、扇風機で乾かします。
- 乾いたら完成です。
(協力者)「萩市生活改善実行グループ連絡協議会 大井かんきつグループ」のご協力でレシピを掲載しています。大井かんきつグループで作られた夏みかんピーレは、大井ふれあい市や萩市の道の駅で販売されています。