夏みかんの呼び名

夏みかんの名称は、萩地方では一般に「ナツミカン」または「ダイダイ」と呼ばれていますが、その学名は citorasu natudaidai HAYATA(1919年(大正13年)早田文蔵博士が命名)で、「ナツダイダイ」が正しい呼び名です。
しかし、明治中期に大阪市場に出荷するようになった時、大阪の仲買商人から「夏橙(なつだいだい)」の名称を「夏蜜柑(なつみかん)」に変更するようすすめられ、以来商品名として命名された「夏蜜柑」の名前が普及し、今では「夏みかん」として全国各地に流通しています。

(注)NPO 萩まちじゅう博物館 (平成19年度 まち博推進班活動資料) 「萩三角州内の夏みかん樹と巨樹・古木めぐり」より一部引用