柑きつ長期講習

萩夏みかんセンターでは、定年後に柑きつ栽培を始めた方などを対象とした柑きつ長期講習会を開催しています。受講生は50名の定員に対し毎回満席で、萩市内だけではなく近隣の市町村の方から、年齢も20代から70代の方までと幅広い方々が受講され、年間9回栽培のポイントとなる時期に開催しています。

また、この柑きつ長期講習会は40年以上の歴史があり、近年では人気を博しています。

回 数 期 日 講 習 内 容 時 間
1回目 4月 ○開講式
○柑きつの生理・生態・年間管理作業
○柑きつの接木
9時~12時
2回目 5月 ○農作業と健康管理について
○柑きつの病害虫防除について
9時~12時
3回目 7月 ○柑きつの摘果 9時~12時
4回目 8月 ○柑きつの仕上げ摘果
○柑きつの土壌管理について
9時~12時
5回目 9月 ○柑きつ栽培の現状と問題点 9時~12時
6回目 12月 ○優良園地の視察研修 視察場所に応じる
7回目 1月 ○柑きつの収穫・貯蔵について
○果樹の気象災害について
9時~12時
8回目 2月 ○柑きつの整枝剪定について
○柑きつの苗木の植え付け及びその後の管理
9時~12時
9回目 3月 ○柑きつの品種系統問題及び試食検討
○果樹の流通実態と今後の対応について
○閉校式
9時~12時
  • 平成30年度柑きつ長期講習会の年間計画表(PDF形式)

(注1)開催期日や講習内容は、栽培ポイント適正期などにより変更となる場合もあります。

ぺージの先頭へ

講習生の紹介(平成27年度)

網屋 栄子

栽培している品種

甘夏、文旦、伊予柑、不知火、はるみ、温州みかん、はるか、

私の柑きつ栽培(思い、夢)

一年間で一番うれしい収穫と早くもみかんの新葉を目にすると、新たに今年こそはと力みなぎる心おどる思いで一杯になります。
萩夏みかんセンターでみかんの勉強をして何年になりますか、先生方の温かいご指導と合わせて実習も取り入れて下さり、本当に有難う御座います。又、友達とのささいな会話の中にも良いヒントがあり、一歩前進したのではないかと喜んでいます。
しかし、農作物は一年間のその時その時を見過ごさないように毎月の講義を聞きもらさないように、そして自分の力を実行する事です。
この頃、道の駅に出荷できる事を喜んでいるのですが、相棒がリタイヤに苦楽を共にできなくなり残念です。
これから皆様のお力をかりて前進していきたいと思います。

ぺージの先頭へ

岩田 直子

栽培している品種

夏みかん、甘夏、八朔、伊予柑

私の柑きつ栽培(思い、夢)

  幼木から育てているので、希望としては
① 元気な木に育てたい
②おいしい実をつけたい
③スタイルのよい木に育てたい
と思います。
3年間プロの方に育てていただき、まず①の条件はOKになりました。
今回、長期講習会を受講したことで、予防・摘果・剪定など教わりましたが、はじめてのことでなかなか自分のものになっていません。再度、来年度も受講し、一つずつ身につけたいなと思っています。
「自分のモットーとしては、楽しみながら取り組んでいきたいと思っていますが、自然のいろんな条件も加わり、そんなに甘くないよと家族に言われながらもせっせ、せっせと畑に通っています。」

ぺージの先頭へ

田中 孝子

栽培している品種

夏みかん、甘夏、伊予柑、はるみ、その他

私の柑きつ栽培(思い、夢)

こんにちは。自称、山口のサザエさんこと田中孝子です。萩夏みかんセンターの受講生です。我園地は、北長門海岸国定公園の中に有ります。お天気の良い日には、日本海の水平線が見え、それに沈む夕日は、とってもWonderfulでBeautiful、しばし農作業の手を止め、見とれてしまうほどです。そんな園地には、だいだい(夏みかん)、甘夏、伊予柑など数種類の柑きつがあります。孫に有機栽培、無農薬のものを食べさせてあげたいとの思いから、始めたものです。美味しい!!と言って食べて頂けるもの、私にしか作れないオリジナルの柑きつを目指し、日々汗を流しております。
皆様は夏みかんの花の香りをご存知ですか?5月に可憐な白い花をつけ、その香りは気品と優しさが有り、その中にいれば女王様になった気分ですよ。数日間しか楽しめませんが、是非、この萩に来られて、あなたも女王様になって下さい。いつの日かお会いしましょう。

ぺージの先頭へ

波田 治巳

栽培している品種

温州みかん、文旦、八朔

私の柑きつ栽培(思い、夢)

現在、約40アールの圃場で3品種の柑橘を栽培しています。
今後は、優良は新品種(みはや)の導入も考えていまして、その新品種の特性や栽培方法などを、この講習会を通して学びたいと思っております。また、山陰地域の気象や圃場特性に適合した品種は何なのかも合わせ学んで行きたいと考えております。

ぺージの先頭へ

楊井 晴夫

栽培している品種

甘夏、夏みかん、はるみ(幼木)

今後栽培したい品種: 不知火、ポンカン

私の柑きつ栽培(思い、夢)

3年前、前職を退職と同時に、昔訪れていたみかん畑の荒れ果てた状態が何とも可哀想で、土と戯れることを決心しました。しかし、それまで育ってきた夏柑や甘夏をどう対処していいかわからず、市役所や県に電話相談したところ、担当の方に柑きつ講習会を案内してくださり参加させていただきました。                                                                                   ここに、萩に昔から育まれた教育の仕組みを感じ、また関係者の方々のお力添えを頂いて、今楽しく昔の木を育てています。                                                                                           また、萩の夏みかんクリエイトという組織からも色々な催し物の案内や、苗木の配布等も受けて、少し新しい木を植えることができました。今年は、はるみや不知火などの苗も5本づつ植えてみました。                                                                      3年前雑草だらけの畑に、今はハコベやナズナが所々に生えて、土の感触に柔らかさや、ふくよかさが見られます。                                             お手数ながら今年も長期講習でお世話になり、日本の食の安全と安心、そして食料自給率の向上の一助になりたいと思っております。