柑きつ栽培の担い手育成研修

萩市特産である夏みかんの一層の産地形成を図るため、平成20年に廃止された山口県萩柑きつ試験場を譲り受け再生し、平成21年4月から、柑きつ栽培の担い手育成拠点として、栽培経験に富んだ指導者のもと研修を開始しています。

研修の目的

  1. 柑きつ栽培を目指す新規就農者に対して2年間栽培研修を実施し、柑きつ農家として自立できるよう支援します。
  2. センターのほ場を基盤とした農業生産法人を設立し、生産から加工・販売までを担う企業的感覚を持つ農業者の育成を目指します。

指導者(平成26年度就任)

株式会社 萩耐久社

指導方針

平成26年度より株式会社萩耐久社で研修指導を担当します。指導経験が浅く指導力はまだ充分ではありませんが、次の指導方針に沿って柑きつ栽培の研修生を育成していきます。

  • 柑きつ栽培の基本から応用まで、座学と実作業を通じ段階的に育成します。
  • 地域の柑きつ栽培の現状を認識するため、センター外での研修にも取り組みます。
  • 高い経営能力・経営感覚を持つ柑きつ栽培者を育成します。
  • 関係者・団体とのコミュニケーション能力の向上を図ります。

萩における柑きつ栽培

社が掲げる「私たちは萩の夏みかんを育て未来にのこします」をモットーとするように、萩の夏みかんを大切に栽培し後世に残すために、付加価値を高め全国に発信していきたく思っています。
また、減少している柑きつ栽培の人材に対し、特に若い栽培者の育成と増加に貢献できれば幸いと考えています。

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研修生(平成28年度開始:7期生)

秋本 直紀

研修を受けた動機

祖父が柑きつと野菜の生産をしており、いずれ私が祖父の経営を受け継ぎたいと思っています。この研修で柑橘栽培、販売について学べるということなので受講しました。
柑きつ主体で営農していきたいと思っているのでしっかりと学んでいきたいと思います。

柑きつ栽培への思い

年に1度しか収穫出来ず、栽培を失敗すればその年の収入は無くなってしまい、場合によっては翌年の栽培にも影響することもあるので、ミスのない栽培が出来るようになりたいと思っています。

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研修実績(平成28年4月1日現在)

第1期生       1名  株式会社萩耐久社を代表取締役として経営

第1期生       1名  株式会社萩耐久社の研修指導担当者、柑きつ農家として自立

第2期生~第4期生  3名  柑きつ農家として自立

第5期生       1名  株式会社萩耐久社を新取締役として経営

第6期生       1名  柑きつ栽培研修終了後、桃の栽培研修に移行